他人と話していても、すれ違っている気がします
コミュニケーションに苦手なところがあるのかもしれません
発達障害では、コミュニケーションがしばしば課題となります。
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話し出すと止まらない
好きなことに熱中しやすいのが発達障害の人の長所です。
その一方、好きなことに極端にのめりこむため、好きなことを話していると、話がいつまでも止まりません。
会話というのは双方向ですが、相手の話を聞くことができず、自分の話を止められると不機嫌になります。
これは自分勝手なわけではありません。
自分の一方的な話でまわりが困惑していても、興味が相手の反応には興味が向かないため、相手の気持ちを察することができません。
まわりが困惑していても、相手の気持ちに鈍感で、おかまいなしに話し続けてしまいます。
他人の気持ちを読めない
人は言葉の内容だけでコミュニケーションを図っているわけではありません。
人は話し方に感情をこめています。それがうまく汲み取れないと、言葉を字義通りに受け取ってしまったり、相手の言わんとすることが理解できなかったりします。
例:
優しく注意されても被害的になる
厳しく怒られても平然としている
人は言葉だけでなく、目や口などの動きで、喜びや怒りなどの感情を表しています。その微妙な変化を読むことが苦手です。
そして、自分自身も表情や身振りなどで感情を表すのが苦手です。言葉と表情が一致しないと、不自然な印象を与えたり、感情のない人と思われてしまいます。
世の中には暗黙の了解や、言外の意味といったものがたくさんあります。それが理解できないと、まわりから浮いてしまうことになります。
会話がかみあわない
冗談や社交辞令が理解できず、真に受けてしまいがちです。
例:
「今度遊びに来てよ」と女の子に言われた男の子が、いきなり女の子の家に押しかけてしまう
そそのかされて、悪いイタズラに手を貸してしまう
日本語には敬語があり、相手に合わせて丁寧さを使い分ける必要があります。なのに、必要な相手に敬語を使えなかったり、逆に親しい仲でも馬鹿丁寧に敬語を使うことで不自然になったりすることがあります。