子どもが発達障害なのですが、発達障害ということは、いつ本人に伝えるべきですか?
細川院長
発達障害であると本人に告知するタイミングは重要です
発達障害であると本人に告知するタイミングは重要です。
子どもの状態を見極めて伝える必要があります。
子どもたちは思春期へ向けて成長するに従い、「自分はこんな人間」というセルフイメージを抱くようになります。
発達障害の子どもはそこで、「自分は人と違うらしい」「どうして自分は人と違うのだろう?」という疑問を持つようになります。
その時期が、発達障害について告知するタイミングでしょう。
発達障害によって、自尊心が損なわれ、悲観的になり、自暴自棄になる前に伝えましょう。
自分が発達障害だと知ることで、自分が困っている原因を理解することで安心でき、問題に具体的に対処できるようになります。
そうすれば失敗も減り、自尊心を損なわずに済みます。
なお、本人の状態によっては、診断名ではなく、特性や対処法のみを伝えることもあるでしょう。