食べ物の好き嫌いが激しいんです
細川院長
感覚過敏による偏食かもしれませんね
感覚過敏とこだわりにより、発達障害では偏食がよくみられます。
コンテンツ
感覚過敏+こだわり ▶ 偏食
味覚(味が気になる)
【例】味に対するこだわり
・特定の味がダメ
・同じ食べ物でも、「ここのは食べられる、あそこのはダメ」ということがある
触覚(感触が気になる)
【例】特定の食感のものがダメ
・ブニョブニョしたものがダメ
・冷たいものがダメ、熱いものがダメ
嗅覚(においが気になる)
【例】特定のにおいのものがダメ
・特定のにおいのものがダメ
・いろいろなにおいの混じる人混みに入れない
・においが気になって学校のトイレに入れない、プールに入れない
対応:どうしたらいい?
苦手なものをムリに食べさせない
嫌いものを食べるのはイヤなものです。特に、感覚が過敏な発達障害の人にとって、苦手なものを食べることはとても苦痛です。
苦痛が続くと、せっかくの食事の時間がつらいものになってしまいます。
でも、偏食だと栄養が偏るのでは?
細川院長
極端に栄養状態が悪くなければ心配しすぎないように
こだわりの対象は変わっていきます。あまり神経質にならず、食べられるものでなるべくバランスよく栄養を取りましょう。
苦手なもの食べさせる工夫
苦手なものを食べさせる、工夫はありませんか?
同じ食材でも、調理方法により、味・感触・温度が変わると食べられるようになることがあります。味が混ざると食べられないこともあるので、一品ずつ分けて盛り付けるのも有効です。