朝、学校に行く準備ができない!
細川院長
やる気の問題ではなく、特性によるものかもしれませんね
コンテンツ
朝、こんなことはありませんか?
- 朝、起きれない
- 起きるときに機嫌が悪い
- 起きても動けない
- 時間がないのに急がない
原因
睡眠・覚醒リズムの問題
注意の問題
気が散りやすい
行動の切り替えが苦手
計画的な行動が苦手
対策
前日に用意を
ただでさえ時間の押している朝に、動きづらい体や気持ちを奮い立たせて用意をするのは大変です。時間があって、動きやすい前日の夜に用意を済ませると楽です。
次の日に着る服も前日の夜に用意をしておくと、朝、うまく働かない頭で悩まずに済みます。
細川院長
家族にやってもらうのではなく、自分で用意することが大切
家族がかわりに用意をすると、いつまでたっても、自分で計画的にできるようになりません。家族はあくまでもサポートに徹し、自分で用意する習慣を身につけましょう。
朝、からだのスイッチを入れよう
朝の寝起きが悪いのも、発達障害の人にはよくあることです。
朝なんとか起きたら、刺激でからだを起こすスイッチを入れましょう。
- 太陽の光を浴びる(光の刺激)
- 顔を洗う(触感と温度の刺激)
- アップテンポの音楽をきく(音の刺激)
スケジュールを分刻みで決めよう
朝の出発時間はたいてい決まっています。そこで、出発時間に向けて逆算して行動を組み立てていく計画性が必要になりますが、この計画性が発達障害の人の苦手とする部分です。
そこで、あらかじめ、「○時に□をする」というスケジュールを細かく、具体的に立てておきましょう。
たとえば……
- 7:00 起床
- 7:05 顔を洗う
- 7:10 着替え
- 7:30 朝ごはん
- 7:50 家を出る
細川院長
いつも同じスケジュールで行動していると、自然とその時間に体が動くようになりますよ