ADHDって、動き回る子ですよね?
細川院長
いいえ、多動だけがADHDではありません
ADHD(注意欠陥多動症)というと、「授業中に席を立つ多動な男の子」というのが、典型的なイメージとしてあるようです。
でも、「多動性」だけがADHDの症状ではありません。
ADHDには、「多動性」・「不注意」・「衝動性」の3つの特徴があります。
ADHDであっても、多動性が目立たず、不注意や衝動性が中心の場合、小学生の頃には気づかれないことがよくあります。
特に女性の場合、男性に比べて「多動性」が現れにくいため、小学生の頃には気づかれにくいことが多いです。
そのため、思春期になってもADHDと気づかれず、「おしゃべりで余計なことを言ってしまって、友達とうまくいかない」と、本人が悩んでいることもあります。