カテゴリー
ADHD 生きるコツ 発達障害一般

お出かけのときに、忘れ物をしないコツ

お出かけのときに、忘れ物をしないコツはありますか?


鍵、財布、スマホ、それに大事な書類や、提出しなければいけない宿題、忘れてはいけないものはたくさんあります。

注意の問題があると、それら全てを覚えていることが難しくなります。決して、「なまけている」わけでも「だらしがない」わけでもありません。

締切に間に合わなかったり、イライラしたりすることのないよう、対策をしましょう。

対策は「忘れないように気をつける」ということではありません。いくら忘れないように気をつけても、苦手なことは苦手であることに変わりはありません。

大切なのは、「忘れても思い出せる工夫をする」ことです。

対策

なくしやすいものは何ですか?

まず、自分がなくしやすいものを書き出してみましょう。

お出かけバッグを決めよう

手に持つ荷物がたくさんあると、どれかをどこかに忘れがちになります。

そこで、荷物は一つのバッグにまとめましょう。

バッグの中の定位置を決めよう

バッグは、ポケットがたくさんあるものがおススメです。それぞれのポケットに、毎回同じアイテムをしまいましょう。

バッグはいつも同じものを使うのがコツです。そうすると、バッグを替える際にものがなくなることを防げます。バッグを替えたい場合(仕事とプライベートで替えたいなど)は、バッグインバッグなどを使って、中身をまるごと移動させると楽です。

お出かけグッズを置く場所を決めよう

家を出るとき、持っていくべき鍵や財布が見つからなくて、あわてたことはありませんか? また、持って出かけることを忘れて、困ったことはありませんか?

鍵や財布は出かけるときに持っていくものですので、家にいるときは決まった場所に置いておきましょう。大事なものを置く場所を決めることで、忘れ物をせず、見失うことがなくなります。

たとえば……

  • 玄関にカゴを置いておき、そこに大事なものをすべて入れる
  • 玄関に壁かけホルダーを用意し、そこにかけておく

探し回らないためのコツ

大事なものを見つけやすくするコツは、「決められた場所以外には絶対に置かない」ことです。このルールを徹底しておけば、大事なものが見つからないとき、探す場所は「決められた場所」だけで済みます。

「どこか他の場所に置いたのかも」と他の場所まで探し出すと、時間ばかりかかってしまいます。

これは習慣にする必要があります。習慣化するまで家族などまわりの人にも手伝ってもらい、別の場所に置いてしまった場合には「いつもの場所でないところにあるよ!」と家族に指摘してもらい、すぐに決まった場所に移しましょう。