How Can We Help?
自殺リスクの高い生徒は?
どのような生徒が自殺しやすいのでしょうか?
次のような自殺リスクに目を向けると、自殺を防ぐのに役立つでしょう。
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1. 自殺リスクが高い生徒の特徴
●孤立 ▶ 家庭や学校で孤立している生徒には苦しいときに支えてくれる人がいません
●他者の死 ▶ 身近な人の死だけでなく、有名人の死や他校での自殺などが報道されることでも自殺を引き起こします
●喪失体験 ▶ 他者の死はもちろん、家族の離婚、自身の夢や目標の喪失も生きる意味を失わせます
●被虐待経験 ▶ 虐待された経験は自殺につながります
●自殺未遂歴 ▶ 生徒自身の自殺未遂歴は最大の自殺リスクであり、過去に自殺未遂を起こした生徒は再び自殺を図る可能性が高い(何回も自殺未遂を繰り返して自殺に至ることが多い)
●自己の安全や健康を守れない危険な行動 ▶ ふだんから危険運転や飲酒など危なっかしい行動を取る生徒は自殺という最も危険な行動に対しても抑制がききません
●精神疾患 ▶ うつ病、統合失調症、不安障害などの精神疾患の存在は自殺の主要因の一つです
2. 自殺リスクが高い生徒への対応
●孤立している生徒や喪失体験の強い生徒など、周囲の人間が寄り添い声をかけるだけでも、大きな力となります
●精神疾患については早めに医療機関で治療することで良くなることが見込めます
参考文献
高橋祥友 『青少年のための自殺予防マニュアル (新訂増補)』金剛出版(2008)
印刷用資料
この内容は『教職員のための 生徒のこころのケア一問一答』(思春期発達研究所)の抜粋です。本資料は教職員の方が自由にお使いいただけます。印刷できるようPDFファイルを載せておきますので、校内でご活用ください。
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