How Can We Help?
自殺の背景は? 自殺の多い時期は?
生徒の自殺の背景には何があるのでしょうか?
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1. 自殺の多い時期
●4月の第1週、夏休みの終わり ▶ 新学年、新学期の不安があると考えられる
●自殺の多い時期は、いつも以上に生徒の様子に気を配ることが大切
2. 自殺の動機
●10代の自殺の動機の約3割は「学校での問題」、ついで「健康問題」(警察庁統計) ▶ 「自殺の原因=いじめ」ではない
●ただし、未成年の自殺の動機は推測困難 ▶ 大人から見ると自殺するほどの理由でもなかったり、そもそもわからないことが多い
3. 自殺は自分の意志か?
●「自殺は本人の意志なので止めようがない」と思っていませんか? ▶ 決してそんなことはありません(特に思春期は突発的だったり、流されたりすることが多い)
●「死ぬ」という固い決意で自殺するのではなく、「死にたい」と「生きたい」という気持ちの間を揺れ動いている
●合理的な判断のできない状態で突発的に行うことが多い
●思春期は自殺報道に影響されやすく、模倣する(群発自殺) ▶ 特に同性・同学年など、自分と背景が近い自殺に影響されやすい
参考文献
厚生労働省 『自殺対策白書』
高橋祥友 『青少年のための自殺予防マニュアル (新訂増補)』金剛出版(2008)
印刷用資料
この内容は『教職員のための 生徒のこころのケア一問一答』(思春期発達研究所)の抜粋です。本資料は教職員の方が自由にお使いいただけます。印刷できるようPDFファイルを載せておきますので、校内でご活用ください。
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