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自殺が起こってしまったら?

不幸にも自殺が起きてしまったら、どうしたら良いのでしょうか? 事後対応が大切です。

1. サポートを求める

●教育委員会や精神保健福祉センターへ援助を要請する ▶ 重大な事故が発生した学校に派遣する緊急支援チーム(Crisis Response Team; CRT)がある

2. 生徒対応

●群発自殺(後追い自殺)を予防することが大切 ▶ まわりの生徒の動揺、心身の健康と日常生活への影響を小さくする

●全校生徒を一同に集めて説明せず、担任が教室で簡潔に淡々と事実のみを伝える ▶ 憶測が広まらないよう、早期に事実を伝える

●遺された者に起こりやすい心身の反応を説明し、辛い人や心身に不調を感じた人は、担任・保健室・相談室に申し出るよう伝える ▶ スクールカウンセラーからの資料配布なども有効

●生徒の受けているショックは一見してわからないため、生徒の様子をよく観察し、気になる生徒に声をかける ▶ 接点の多かった生徒で反応が薄い場合は要注意

●葬儀や追悼集会は、喪の作業(感情を整理する作業)の助けになる

3. 家族対応

●悲しい気持ちを率直に伝える ▶ うまく言う必要はない

●家族の日常生活と健康を気遣う

●学校に責任がないことを強調するなど防衛的にならない ▶ 責任逃れと思われると怒りを招く

4. その他

●遺体発見者への対応は重点的に

●関わりの深かった教職員の対応も忘れずに

●マスコミ対応

印刷用資料

この内容は教職員のための 生徒のこころのケア一問一答(思春期発達研究所)の抜粋です。本資料は教職員の方が自由にお使いいただけます。印刷できるようPDFファイルを載せておきますので、校内でご活用ください。


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