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療育手帳が役に立つ?

 療育手帳は知的障害者に交付される障害者手帳です。

1. 療育手帳とは?

●知的障害のために、長期的に日常生活や社会生活に支障がある人が申請できます

●取得することにより、様々な福祉サービスが利用できます

●通常は若年時(18歳以前)に取得します

●概ねIQ70未満が対象です ▶ 単純にIQだけで決まるわけではなく、生活上の困難度が配慮されます

●自治体により名称が異なります ▶ 東京都は「愛の手帳」、埼玉県は「みどりの手帳」など

2. 区分

●最重度(1度、A1など自治体により異なります) ▶ IQ20未満

●重度(2度、A2など) ▶ IQ20~34程度

●中等度(3度、B1など) ▶ IQ35~50程度

●軽度(4度、B2など) ▶ IQ50~70程度

●区分、判定基準は自治体により異なります

3. どうやって取得する?

●18歳未満は児童相談所で、18歳以上は知的障害者更生相談所で判定を受けます

●判定にあたり、知能検査を受けます ▶ 受ける知能検査の種類は年齢によって変わります

●療育手帳が取得できなくても、精神障害者保健福祉手帳が取得できる可能性があります

●有効期限はありません(再判定が必要なことあり)

4. 得られる支援

●障害者雇用

●就労移行支援・就労継続支援事業所の利用

●交通機関や公共施設の利用費の減額

●その他いろいろ

印刷用資料

この内容は教職員のための 生徒のこころのケア一問一答(思春期発達研究所)の抜粋です。本資料は教職員の方が自由にお使いいただけます。印刷できるようPDFファイルを載せておきますので、校内でご活用ください。


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