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朝起きれないのは、起立性調節障害?

 朝起きれない原因の一つに、自律神経失調のため起立時に脳や身体への血流が低下する、起立性調節障害があります。

1. 起立性調節障害(OD)の症状

●朝なかなか起きられず、午前中調子が悪い

●たちくらみ、めまいを起こしやすい

●立っていると気持ち悪くなり、倒れることがある ▶ 長時間の起立姿勢時(集会など)、暑いときに、急に倒れることがあります

●入浴時、嫌なことを見聞き時に気持ち悪くなる

●少し動くと動悸や息切れ

●倦怠感・疲れやすい、乗り物に酔いやすい

●腹痛、頭痛、食欲不振、顔色が悪い

2. 起立性調節障害の診断と分類

●新起立試験で、安静時・起立1・3・5・7・10分後の血圧・心拍数を測定し、ODかどうか診断

●起立直後性低血圧 ▶ 起立直後に血圧低下・血圧回復の遅延

●体位性頻脈症候群 ▶ 起立中に心拍増加

●血管迷走神経性失神 ▶ 起立中に血圧低下、意識消失

●遷延性起立性低血圧 ▶ 起立3~10分後に血圧低下

3. 起立性調節障害の対応

●めまい時は、しゃがんで頭を下げる・横になる

●頭を上げずに起立する習慣(特に入浴時)

●起立時は足踏みをして血圧低下を防ぐ ▶ 静止状態での起立を5分以上続けない

●体育を見学するときは日陰で座って見学

●規則正しい生活が重要 ▶ 日中は横にならない

●無理のない運動を毎日する ▶ 午後に15分程度の散歩など

●水分・塩分をしっかりとる

●薬物療法

●場合によっては、午後からの通学を認める

印刷用資料

この内容は教職員のための 生徒のこころのケア一問一答(思春期発達研究所)の抜粋です。本資料は教職員の方が自由にお使いいただけます。印刷できるようファイルを載せておきますので、校内でご活用ください。


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