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悩み事の聴き方:相手への合わせ方?

 「悩み事を聴く」のは、ふだんの教育や生徒指導とどう違うのでしょうか?

 ポイントは相手に合わせて聴く「傾聴」にあります。

1. 生徒が話し手、教職員は聞き手

●生徒が自分のペースで話せるようにし、途中で遮らない

●言葉が出てこなくても急かさない ▶ 一言も言葉が出てこなくても最低3分は待ちましょう

2. 視線を合わせ、あいづちを打つ

●相手を見て、話を聴く ▶ 何か別の作業をしながらでは、聴いてもらえているのか心配になり、生徒は話せなくなります

●相手の話に合わせて、「なるほど」、「そうだったんだね」などとあいづちを打つ ▶ あいづちのレパートリーを増やしておくと役に立ちます(言葉でなくても、うなずきや表情だけでも伝わります)

3. 相手の言ったことを伝え返す

●相手の言ったことをそのまま、「~ということがあったんだね」、「それで~と感じたんだね」と返すことで、相手は話をちゃんと聴いてもらっていると安心することができます

4. 適度な質問で話を促す

●うまく言葉にできない生徒には、適度な質問で言語化を促す ▶ 例:「それで?」、「そのときどう感じたの?」

●質問は責める感じにならないようにする ▶ 「どうして○○したの?」などの質問は、そのつもりがなくても、責めている感じに取られるので要注意です

印刷用資料

この内容は教職員のための 生徒のこころのケア一問一答(思春期発達研究所)の抜粋です。本資料は教職員の方が自由にお使いいただけます。印刷できるようファイルを載せておきますので、校内でご活用ください。


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