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心理検査:WAIS・WISCとは?
生徒の特性を把握するために、心理検査が実施されることがあります。
知的発達の程度と偏りを知るために最も利用されるのが、知能検査であるWAIS-IV・WISC-IVです。
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1. WAIS-IV・WISC-IV
●世界標準の知能検査で、知的発達を多面的に把握することができます
●WAIS-IV:16歳以上向け
●WISC-IV:5~16歳向け
2. WAIS-IV・WISC-IVでわかる知的能力
●全検査IQ(FSIQ) ▶ 全般的な知能を表す指数
●言語理解(VCI) ▶ 言語的な知識を状況に合わせて応用する能力(知識や語彙の豊かさや、言葉を用いて推理したり、推理したことを言葉で表現したりする能力)
●知覚推理(PRI) ▶ 視覚的な情報を取り込み、相互に関連づけ、全体として意味あるものにまとめる能力(言葉、知識、過去の経験に頼らない推理力や目で見たもの情報などの空間把握についての能力)
●ワーキングメモリー(WMI) ▶ 注意を持続させ、聴覚的な情報を正確に取り込み、記憶する能力(数字などの情報を聞いて、計算などの処理を行う際に、その数字を忘れずに覚えておく能力)
●処理速度(PSI) ▶ 時間内に視覚的な情報を数多く、正確に処理する能力(目で見た情報をすばやく処理したり書き出したりする能力)
3. WAIS・WISCを受けるには?
●心理士に依頼しましょう
●教育センター、児童相談所、医療機関でも受けられます
●実施には2~3時間かかります
●費用は公的機関で受けると無料ですが、民間機関ですと3万円程度かかります
印刷用資料
この内容は『教職員のための 生徒のこころのケア一問一答』(思春期発達研究所)の抜粋です。本資料は教職員の方が自由にお使いいただけます。印刷できるようファイルを載せておきますので、校内でご活用ください。
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