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心理検査:K-ABCとは?

 生徒の特性を把握するために、心理検査が実施されることがあります。

 知能検査の中でも、学習障害の把握に役立つのがK-ABCです。

1. K-ABC II 日本語版

●知能=「新しい問題を解決し、情報を処理する個人の情報処理能力」ととらえる

●ウェクスラー式知能検査(WAIS、WISC)と違い、問題解決に関する能力(認知処理過程)と、学校や日常で習得される知識・技能(習熟度)を区別して測定評価し、比較することが可能 ▶ 認知処理に比べて習熟度が劣る場合は学習障害を疑い、何が苦手かを知ることができる

●得意な情報処理スタイルを知ることで、苦手をカバーするための教育指導を実施できる

●適用年齢:2歳6ヶ月~18歳

2. K-ABCでわかる知的能力

●認知尺度4つ(継次・同時・計画・学習)、習熟尺度4つ(語彙・読み・書き・計算)から成る

●継次尺度 ▶ 情報を一つずつ連続的に処理していく能力(短期記憶)

●同時尺度 ▶ 多くの情報を全体的に統合して処理する能力(視覚処理)

●計画尺度 ▶ 流動性推理

●学習尺度 ▶ 長期記憶と検索

●語彙尺度 ▶ 結晶性能力

●読み尺度 ▶ 読み

●書き尺度 ▶ 書き

●計算尺度 ▶ 量的知識

3. 受けるには?

●心理士に依頼しましょう

●教育センター、児童相談所、医療機関でも受けられます

●実施には1~2時間かかります

印刷用資料

この内容は教職員のための 生徒のこころのケア一問一答(思春期発達研究所)の抜粋です。本資料は教職員の方が自由にお使いいただけます。印刷できるようファイルを載せておきますので、校内でご活用ください。


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