スクールカウンセラーの役割は？

　心理に関する専門知識と技能により、学校現場のこころの問題を支援する専門家が、スクールカウンセラー（SC）です。

　主に臨床心理士・公認心理師が従事していますが、どんなことをしてくれる人なのでしょうか？

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1.　スクールカウンセラー（SC）の活動

●個別相談による個別ケースのアセスメントや支援　▶ 生徒との面接、保護者との面接など

●心理教育プログラムによる集団支援　▶ 問題発生時に学級全体に介入する問題解決型、ストレス対処などを身につける予防型、自己理解を深める開発型プログラムなど

●コンサルテーションによる教職員支援　▶ 教職員への専門性に基づく助言

●危機介入　▶ 危機を予防する予防的介入、危機発生時に迅速に対応する介入、危機発生後の事後介入など

●行動観察　▶ 登下校・授業・休み時間などの行動観察を通して気になる生徒に気を配る

●連携　▶ 医療機関や教育センターなどとの連携

●活動内容を理解してほしい　▶ SCは相談室にこもったり、校内を歩き回っていますが、上記のような活動の一環です

●教職員との積極的な関わりを望んでいます　▶ SCは週1回程度しか来校しないため、教職員と接点が少なくなりがちですが、教職員からの積極的な関わりを歓迎しています（そのために職員室にSC用の机があるとありがたいです）

●秘密主義なわけではありません　▶ SCには守秘義務があるため生徒の話した内容を気楽に公開できるわけではありませんが、教職員と情報を共有しつつ協力して支援にあたりたいと考えています

この内容は『教職員のための　生徒のこころのケア一問一答』（思春期発達研究所）の抜粋です。本資料は教職員の方が自由にお使いいただけます。印刷できるようファイルを載せておきますので、校内でご活用ください。

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