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ゲーム依存は病気?

 WHO(世界保健機関)による国際疾病分類ICD-11の疾患に、ゲーム障害が新たに加わりました。ゲーム障害(ゲーム依存)とはどんな病気なのでしょうか?

1. 症状

●ゲームをする時間を自分でコントロールできず、まわりが制限してもやめようとしない

●ゲームを何よりも優先する

●学業や人間関係など、生活に支障が出てもゲームをやめられない

●ゲームをしないと落ち着かず、イライラし、止めようとする周囲に暴力を振るうこともある

2. 対応

●ゲームの利用時間のルール作りを家庭でしてもらう ▶ 初期には有効

●家族が一緒に過ごす時間を作る

●手持ち無沙汰にならないよう、ゲーム以外の活動を増やす ▶ 友人と直接関わる機会、家庭での活動、運動など

●ゲーム以上に熱中できるものを探す

●頭ごなしに「やめなさい」と言うのではなく、ゲームの内容を知り、やめにくい理由を理解し、楽しさ及び中断することの辛さに共感する

●ゲーム依存の背景に、不安、落ちこみ、自信のなさなどの辛い気持ちをゲームで紛らせている可能性を考え、気持ちを理解する

3. 予防

●依存症全般として、最初から触れない、避けられない場合はなるべく遅らせる、ことが有効です ▶ ゲームの開始年齢を遅らせる

●開始時にルールを決めておく

●制限には制限機能や管理ソフトを使う ▶ 本人の自主性に任せるとなし崩しに無制限となりがちで、親が注意する形だと喧嘩になりやすい

●家庭で対応できなくなった場合は、専門機関で通院治療・入院治療(重症の場合)を受けます

印刷用資料

この内容は教職員のための 生徒のこころのケア一問一答(思春期発達研究所)の抜粋です。本資料は教職員の方が自由にお使いいただけます。印刷できるようファイルを載せておきますので、校内でご活用ください。


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