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どの医療機関に紹介したらよい?

 思春期世代の生徒のこころの問題は大人とも子どもとも違いますので、思春期世代に習熟した専門の医療機関でみてもらう必要があります。

1. 何科を受診する?

●身体の問題であれば、小児科へ ▶ 検査で身体的な問題がなければ、適切な精神科・心療内科へ紹介してくれます

●月経関連の問題であれば、婦人科へ

●精神の問題であれば、精神科・心療内科へ ▶ 市中の精神科・心療内科は事実上同じものですので、どちらの科でも構いません(心療内科であっても精神科医であることがほとんど)

2. どの医療機関を受診する?

●市中のクリニック・診療所がかかりやすくて良い ▶ 大学病院は医療機関からの紹介が必須な上、受診できるまで数か月かかりますし、精神科病院は重症な人が多く、受診するのはハードルが高いでしょう

●思春期世代をみてくれるか確認する ▶ 成人向けの医療機関は思春期のこころの問題は扱わず、薬物療法のみのことが多くあります(保険診療は時間が5分程度に限られているため仕方ありません)

●思春期専門機関がなければ、児童精神科へ ▶ 思春期専門の機関は少ないので、なければ成人向けではなく、児童向けの精神科を当たりましょう

●発達の問題を疑う場合は、発達検査(心理検査)ができる医療機関へ ▶ 心理検査ができる医療機関は限られていますので、確認しましょう

●周囲に尋ねる ▶ 思春期世代をみる医療機関は少ないため、周囲に尋ねると定番のところを教えてくれるでしょう(保健所や精神保健福祉センターでも教えてくれます)

印刷用資料

この内容は教職員のための 生徒のこころのケア一問一答(思春期発達研究所)の抜粋です。本資料は教職員の方が自由にお使いいただけます。印刷できるようPDFファイルを載せておきますので、校内でご活用ください。



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