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「死にたい」と言われたら?

 「死にたい」と生徒に言われると、誰でも動揺してしまいます。どうしたら良いのかわからなくなるかもしれません。それは当然の反応です。

 なるべく冷静に対処するには、どうしたら良いのでしょうか?

1. 聞かなかったことにしない、軽く流さない

●「自殺」の話を出されると、反射的に人は避けようとしますが、聞かなかったことにしたり、軽く流してはいけません ▶ せっかく話してくれたのに、「真剣に考えてくれない」と感じてしまい、もう誰にも話さないようになり、一人で抱え込むことになりかねません

2. 受け止める

●死にたいと思うくらい辛いことを受け止めます ▶ 「死にたいと思うくらい辛いんだね」、「話しにくいことをよく話してくれた」と返すと、真剣に聴いていることが伝わります

●解決できなくても聴くだけで少し落ち着きます

3. 気負って無理に助言しない、諌めない

●×「そんなこと言わないで」

●×「死ぬなんてたやすく言わないで」

●×「死んでも何にもならない」

●×「家族のことを考えて」

 ▶ 「否定された」と感じてしまいます

4. 自殺リスクを評価する

●「自殺リスクを評価する」をご覧ください

5. 次につなげ、自殺を抑止する

●次に話をきく約束をして日時を決める

●「次回も一緒に考えたいので自殺しないでほしい」と自殺しない約束をしてもらう ▶ 自殺を抑止する効果があります

印刷用資料

この内容は教職員のための 生徒のこころのケア一問一答(思春期発達研究所)の抜粋です。本資料は教職員の方が自由にお使いいただけます。印刷できるようPDFファイルを載せておきますので、校内でご活用ください。


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