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発達障害の二次障害とは?

 人にはそれぞれの特性があり、発達障害ではそれが大きく目立ちますが、発達障害そのものが問題なのではありません。問題になるのは、発達障害(一次障害)が原因となって起こる二次障害です。

 もともとの特性があっても、二次障害が引き起こされないよう、予防が欠かせません。

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1. 二次障害の症状

●自尊心の低下 ▶ うまくできないことが多く失敗を責められ「自分はダメな人間だ」と考える

●抑うつ気分 ▶ 「これからも何をやってもうまくいかない」と悲観的に考える

●意欲低下 ▶ 「どうせうまくいかない」と考え、何もしたくなくなる

●生活リズムの破綻 ▶ 昼夜逆転、学校に通えない

●不登校・ひきこもり ▶ うまくいかないので学校に通えなくなる

●依存 ▶ ゲームやネットに依存する

●イライラ・興奮・暴力 ▶ 「誰もこの辛さをわかってくれない」と自暴自棄になる

●対人トラブル・いじめ ▶ 周囲と協調できず、変なヤツといじめられる

●希死念慮、自殺念慮、自殺企図 ▶ 「自分なんていない方がいいんだ」と考え、自殺を図る

2. 二次障害の予防

●自己肯定感の向上 ▶ 成功体験の積み重ね、失敗体験のフォロー、取り組みへのねぎらいなどを通して、自信を持てるようにします

●不安の軽減 ▶ 信頼関係を築き、学校内に安心できる環境を用意します

●規則正しい生活 ▶ 睡眠、食事、運動など、規則正しい生活リズムを維持します

●ストレス対処スキルの獲得

●感情コントロールスキルの獲得

●対人関係スキルの獲得

印刷用資料

この内容は教職員のための 生徒のこころのケア一問一答(思春期発達研究所)の抜粋です。本資料は教職員の方が自由にお使いいただけます。印刷できるようファイルを載せておきますので、校内でご活用ください。


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