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自分の性に違和感を覚える生徒には?
自分のからだの性に違和感を覚え、逆の性のように振る舞う生徒には、どのような対応が良いのでしょうか?
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1. 自分の性に違和感を覚える性別違和とは
●身体的な性(からだの性)と自分の意識する性(こころの性)が一致せず、その状態が苦痛であり、社会生活において支障をきたしている状態です
●からだの性の振る舞い(服装や遊びなど)に強い抵抗があり、逆の性のように振る舞いたいと強く望んでいます
●からだの性の身体特徴(性器や胸など)に強い抵抗があり、逆の性の身体特徴になりたいと強く望んでいます
2. 対応
●相談に乗り、学校でできる支援を話し合います
●服装や髪型がからだの性と一致しないからといって、否定したり、からかったりしません
●希望する性別の制服の着用を検討します
●トイレの使用に配慮します ▶ 多目的トイレや職員トイレの使用など
●更衣室の使用に配慮します ▶ 他の生徒とは別に保健室で更衣するなど
●宿泊学習の際の入浴に配慮します ▶ 入浴時間をずらすなど
3. よくある質問
●病気ですか? ▶ 病気ではないとのことで、世界保健機関の分類では精神疾患から外れました
●受診した方が良いですか? ▶ 病気からは外れましたが、ジェンダークリニックや専門の病院では相談に乗ってくれます
●大人になったらどうなるのでしょう? ▶ ジェンダーを含め、思春期のアイデンティティは日々変わっていくため、見守りましょう
印刷用資料
この内容は『教職員のための 生徒のこころのケア一問一答』(思春期発達研究所)の抜粋です。本資料は教職員の方が自由にお使いいただけます。印刷できるようファイルを載せておきますので、校内でご活用ください。
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