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要支援サイン:ありえないことを言う?

 生徒が通常ありえないことを真剣に言うようならば、それは心の病気かもしれません。その場合、医療機関を受診し薬物療法を受ける必要があります。

1. 「自分は狙われている」

●「監視されている」

●「盗聴されている」

●「自分の考えが他人に読み取られている」

●「誰かに操られている」

●「電波で攻撃されている」

▶ 被害妄想かもしれません

2. 必ず医療機関受診を

●訂正不能な被害妄想である場合、統合失調症の疑いがあります

●統合失調症は早期発見、早期治療により回復できます ▶ 治療が遅れると元に戻ることが難しくなります

3. 病識のないことが多い

●自分が病気という認識を持てないことが多い ▶ 統合失調症の症状である認知機能障害のため

●心身の不調をとらえ、それを良くするために医療機関受診を勧めます ▶ 例:「眠れない」、「不安が強い」、「気持ちが参っている」、「授業に出られない」のを助けてもらおう

4. こんな対応は良くない

×「そんなことがあるわけがない」 ▶ 内容の不合理性を指摘し説得したくなりますが、本人は確信を持っているために修正は難しく、逆に「わかってくれない」と話してくれなくなってしまいます

●どんなに異常な体験でも、本人の体験をまずはしっかり受け止めましょう

印刷用資料

この内容は教職員のための 生徒のこころのケア一問一答(思春期発達研究所)の抜粋です。本資料は教職員の方が自由にお使いいただけます。印刷できるようファイルを載せておきますので、校内でご活用ください。


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