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悩み事の聴き方:場所と時間は?

 生徒が教職員に相談をするのにはとても勇気がいります。

  「こんな相談をしたら呆れられる」、「こんなことで悩んでいる自分が恥ずかしい」……そんな風に感じている生徒が、それでも相談をしに来てくれるというのは、「この先生ならちゃんと聴いてわかってくれる」と期待しているからです。

 では、「ちゃんと聴く」方法というのがあるのでしょうか?

1. 安心して話せる場所を確保する

●他の人に話を聞かれるおそれのない、静かで落ち着ける場所で、一対一で話を聴きます ▶ 他の教職員のいる職員室、ドアが開いたままの教室、立ち話は避けましょう

2. 時間を確保する

●忙しいながらも、短い時間でも良いので話を聴く時間を設定する ▶ 相手のために時間を確保することで、真剣に話を聴くという姿勢が伝わります

●十分な時間が取れない場合、急ぎの要件で途中で中断してしまった場合は、「大事な話のようだから改めてしっかり聴きたい」と、次の時間を約束する ▶ 時間に余裕がないと、こちらも気持ちが焦り、解決を急ぎがちになります

●最初に15分などと時間を決める ▶ 際限なく聴くのが良いわけではなく、時間で終えて大丈夫です

印刷用資料

この内容は教職員のための 生徒のこころのケア一問一答(思春期発達研究所)の抜粋です。本資料は教職員の方が自由にお使いいただけます。印刷できるようファイルを載せておきますので、校内でご活用ください。


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