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目の前で自傷行為(リストカットなど)があったら?

 手首の傷痕に気づいても指摘しないという話でしたが(前頁「自傷行為を知ったら?」参照)、自傷行為を生徒が教室内など目の前でしたら、どうしたら良いのでしょうか?

1. 冷静に対応し、保健室へ誘導

●血を見ると誰でも動揺してしまいますが、冷静に対応し、保健室へ誘導します ▶ 「血が出ているから保健室でみてもらおう」

●傷の処置は淡々とおこないます ▶ 「かわいそう」などと過剰に同情しない

●まわりの生徒への影響も心配ですので、血痕などを掃除し、心配ないことを周囲に伝えます ▶ 騒ぎ立てると周囲も動揺するので冷静に

2. 興奮し、まだ自傷を続けようとしていたら

●落ち着いた声でゆっくり具体的な指示を出します ▶ 「とりあえず座りましょう」、「手に持っている刃物(ナイフ、ハサミなど)を一旦置きましょう」

●辛さを訴える相手の話を静かにききます ▶ 「自分を傷つけるくらい辛い思いをしているんだね」

●辛い気持ちには共感しつつ、自傷という周囲を怖がらせる行為は認めません

3. こんな対応は良くない

●×「何やってんだ!」

●×「どうしてそんなことするの?」

●×「そんなことで何も解決しない」

●×「親からもらった体を傷つけるなんて」

●×「痛くないの?」

●×「どうせ死ぬ気もないんだろ?」

印刷用資料

この内容は教職員のための 生徒のこころのケア一問一答(思春期発達研究所)の抜粋です。本資料は教職員の方が自由にお使いいただけます。印刷できるようPDFファイルを載せておきますので、校内でご活用ください。


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