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精神科への入院が必要な場合?

 外来への通院での治療では不十分な場合、入院での治療が検討されます。そのような場合、どんな病院に入院すると良いのでしょうか?

1. どんなときに入院すべきか

●自殺の可能性が高い場合

●身体状態がとても悪い場合 ▶ 摂食障害で体重が30kgを切る場合など

●状態が悪く自宅で過ごすことが難しい場合 ▶ 激しい興奮・幻覚・妄想がある場合など

●詳しい検査や診断が必要な場合

●自宅が療養するのに不適切な環境である場合 ▶ 家庭環境の問題が大きい場合など

2. どんな病院に入院すべきか

●入院先は、精神科病院や、大学病院・総合病院の精神科になります

●ほとんどの精神科は大人を対象としており、こどもが入院するのに適している病院は限られていますので、関連医療機関や保健所から情報を集めます

●一部の病院には院内学級があります ▶ 長期入院が想定される場合は検討に値する

3. どんな病棟に入院すべきか

●開放病棟(自由に出入りできる) ▶ 病状が軽く本人が入院に前向きな場合

●閉鎖病棟(病棟から自由に出られない) ▶ 希死念慮ある場合、どこかに行ってしまう可能性がある場合、摂食障害など

●保護室(部屋から自由に出られない) ▶ 自殺企図や激しい興奮がある場合

4. どんな入院形態を取るべきか

●別頁の「精神科の入院形態」を確認

印刷用資料

この内容は教職員のための 生徒のこころのケア一問一答(思春期発達研究所)の抜粋です。本資料は教職員の方が自由にお使いいただけます。印刷できるようPDFファイルを載せておきますので、校内でご活用ください。


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