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どんなときに医療につなげる?

 生徒の抱える問題が病気によるものであるときは、病気を治療することで、問題が解決し、学校に再適応することが見込めます。

 そもそも病気であるかの検査や診断が必要なとき、さらには治療が必要なときは、専門の医療機関へつなげます。

 その際は、受診によって、学校に在籍し続けることに不利になるわけではないことを本人・家族に説明し、安心して受診してもらいましょう。

1. 身体的な問題か精神的な問題か、わからないとき

●身体的な検査などを通して、病気かどうかを調べてもらいます ▶ 例:「朝起きれない」ときに、新起立試験をおこない、起立性調節障害でないかを診断

2. 精神の問題が疑われるとき

●明らかに言動がおかしい、気分の落ち込みが激しく何もできない、など精神の問題を疑う場合は、診断・治療をしてもらいます

3. 薬物療法が必要なとき

●統合失調症など薬物療法が著効する精神障害の場合は、医療機関で処方を受けられます

4. 本格的なカウンセリングが必要なとき

●認知行動療法など本格的な心理療法が必要な場合は、医療機関で受けることができます

●プライバシーの問題で、学校よりも医療機関でカウンセリングを希望する生徒も多くいます

5. 発達の問題が疑われるとき

●不注意が目立つ、落ち着きがない、他者とコミュニケーションをうまく取ることができない、など発達の問題を疑う場合は、特性の評価をしてもらいます ▶ 心理検査や発達検査で評価・診断

印刷用資料

この内容は教職員のための 生徒のこころのケア一問一答(思春期発達研究所)の抜粋です。本資料は教職員の方が自由にお使いいただけます。印刷できるようPDFファイルを載せておきますので、校内でご活用ください。


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